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2014年10月20日月曜日

イタリア旅行 2014.10.4 ト・トイレは何処・・・

今日は北方面
タクシーでポポロ広場へ行ってスタート。
天使と悪魔にも出てきたサンタ・マリア・デル・ポボロへ。中に入ると何とまた,OMG! キージ・チャペルが修理中。例のベルニーニの彫刻も地下の墓に入るための蓋もビニールで覆われて見られない。
しかしその代わり他に目が届く。パイプオルガンなんかも素晴らしい。



次の目的地,スペイ階段を目指す。その途中で,急に催してきた・・・旅ではよくあることだ。地下鉄の駅でトイレを訊いたが要領を得ない。もういかんという段階で,ティールームの看板が目に入った。もうスケジュールも出費も問題ではない。レジにいたオバちゃんにいきなりコーヒー2つと注文して,荷物をおき,トイレの場所を訊いて走った。おぉ,just in time。幸せ。
後から判ったことだが,Babington's Tea Roomsという由緒正しき紅茶屋さんらしい。紅茶を頼めばよかった・・・



 スッキリして休憩もできたので,見物再開。黒バイ(?)の兄ちゃんたちが格好いい。

Tazza D'oroなるデリに毛が生えたようなCafeでランチを済ませ,ベルベリーニ広場。

少々時間が会ったので,計画になかった骸骨寺Cripta Capucciniにも立ち寄る。前回来た時は無料でお参りしたのだが,今回入ると何か違う。何と,Beautifulな有料博物館ができていて,そこを通らないとCriptには行けない。ここに来ると皆無言になる。

そして,目指すはボルゲーゼ美術館。ダラダラの上り坂にダメージを受け,公演に入るなりベンチで休憩。時代の流れで色々おもしろい乗り物が増えている。オバちゃんたちが四輪車でU-turnに苦労しているのを応援して盛り上がりに参加。


なんとか美術館に辿り着く。ここも予約なので時間が来るまで休憩して入館。
なんといってもこれだな。

女性の涙までリアルに・・・
太ももに食い込む指が生々しい

この時代こういう極技が流行ったのか,このクッションが大理石とは・・・


今日もなかなかの運動量でした。


2014年10月19日日曜日

イタリア旅行 2014.10.3 サン・ピエトロのドームは登らんとバチカンで〜

朝食を持ってきてもらった時にアンジェラにタクシーを頼んだ。5分で来るからとのこと。安心して準備をして,呼んでもらう。
外で待つと狭い道をきれいなオネェさん運転のタクシーが来た。乗り込んでバチカン博物館に向かう。きれいなオネェさんは,運転の不味い奴が居ると小声で罵りながら(多分),渋滞を掻き分けて博物館入口の真ん前まで行ってくれた。料金も正直版なので,またチップをはずむ。
タクシーから見える歩道の上には切符売り場待ちの長い列が並ぶ。前回は私もあそこに並んだなぁと思う。娘の推薦でネット予約をしておいてよかった。今回は他にもネット予約したところがあったが,事前予約するとなんと数€手数料を取られる。日本の前売りと比較すると何だか反対のようだが,よく考えるとその方がメリットが有って予約するんだから手数料でいいのかと納得もする。



近くで全身を入れるにはこのアングルしか無いのだ・・・

ダリもバチカン用に書くんだなぁと感慨深く
 外で食べるのも面倒くさいと,カフェテリアで昼食。味はまあまあで,価格は意外と安かった。バチカン料金か?

腹ごしらえも終わり,サン・ピエトロ寺院に向かう。
出口の螺旋階段。
最近定番のスパイラル出口階段

下から見るとこんな絵になる
サン・ピエトロは相変わらず長い列だ。並んでいるのは,日差しが強いので結構キツイ。

やっとセキュリティを通過。前回はここで大変な忘れ物をしたなぁと,また感無量。

寺院のドームに登ったのは初めてだった。エレベータ料金を払って登っても途中から300段以上狭い階段を上らないといけない。ホントに価値があるかと疑ったが,上がってみるとやはり良い物が間近に見られる。ドーム内側の精密なモザイク(?)

ドーム下の回廊にもモザイク。

ここからまだ階段を登る。階段の壁がドームの形に傾いているのが判るかな?

テッペンまで行くとこういう景色になる。俺は世界のトップだぞ〜,という気持ち。小説のカルメランゴはここに現れたのかな?とも思う。もう一つ下の,さっきの階かもしれない・・・

また先程の回廊の高さまで降りる。この高さでドームを見るとこんな景色になる。手すりのある外側回廊に観光客がいるのが判る。さっきはあそこにいたんだなぁ。

ここから下は,こんな階段を上がってきたのだ。

階段昇り降りで大分疲れてしまったが,あと一息, サン・ピエトロ大聖堂の中を拝観する。

ベルリーニデザインのクルクル祭壇
さっきはあの上にいたのかと,また感無量。

ピエタはいつ見ても名作だと思う
あー,疲れた。

2014年10月18日土曜日

イタリア旅行 2014.10.12 〜カプリはミニ・ビバリーヒルズか??〜

アマルフィからレンタカーでソレントに行き,12:00迄にレンターを返して,14:30の船でカプリに渡る。
これが今日のミッション。自由を買うためのレンタカーが今では重荷だ。イタリアの交通事情とレンタカー窓口の奔放な営業時間のためだ。

段々臆病になり,道路は前の晩にGoogle Street viewで念入りにチェック。今日の道はそれほど狭くないような気がする。しかし,余裕は有ったほうが良いと,朝一番で朝食をいただきチェックアウト,とても気持ちよくお世話になったB&Bでした。もう一度,さらばB&B Palazzo Pisani。


早起きして頑張ったおかげで9:00前に出発。道は初め暫く狭いところもあったが,段々と白いセンターラインのある道が多くなり,気持よくドライブ。
あと少しというところで,ナビの間違い。港の方にどんどん進んでいくと,テラスで珈琲飲んでたおじさんが。"フィナーレ"みたいなことを言いながら,ドボンと落ちる仕草で止めてくれた。危うく水没の危機・・・
道を戻ると今度はまともなルートをナビし始め,10:00には返却できちゃいました。

余裕時間をやたらに残しながら,タクシーで港に行く。ヴァウチャとチケットを交換する窓口は発船の30分前にしか開かないようだ。他にも船会社は幾つも有るようで,予約なんかしなくてもよかったなという反省。金は払ってあるのでしょうがないし,でかい荷物と一緒では何も出来ない。

手近なカフェで粘ることに。ビールから始まり,食事,珈琲とズルズルと注文しながら,途中に妻と交代でその辺りのおみやげ屋を物色。まんまと4時間を潰した。学生時代の喫茶店粘りを思い出す。
先ずビール,グラスが何故かハイネッケン。ドイツほどのこだわりはないようだ

さて,窓口も開いた頃チケットを貰い,船はどこからと尋ねると,左の方に行って1番桟橋という。左,という指示に従うが,桟橋が判らない。前に同じ窓口でチケット買っていた二人組がいたので,Capri?と訊くとそうだという。どっち,ときくとあっちと言う。合っているみたい,不安はあるけど。その二人は途中のベンチに座るので,我々も座る。しかし,通りすぎて歩いていく人もいるし,何やら船も着いている。段々時間が近づいてくるので,不安になり,1番桟橋というのを探しに行く。座っていた辺が5番,4,3,2と行って1がない!!!! えっ,全然違うところにあるのか? と超不安になり,その辺にいる船にこれはCapriかと訊くと,これはナポリだという。近くに,同じようなチケット持った人がいたので,どっちときくとあっちと番号のない埠頭の方を指す。1番桟橋が無いよというと笑っている。まあいいか,妻を待合のベンチに呼びに行って1番と思しき場所にゴロゴロ引きずりながら行くと,デカイ船が入ってきた。我々のチケットの会社のロゴが入っている。あれなの??とひるむ。
デカイ
船が着くと,ハッチが開き人も車も出てくる。チケットを見せるとOKらしい。やっと船に乗れた。デカイだけあって速度も早く,ほどなくカプリに着いてしまった。
さらばソレントよ
カプリに到着
CapriはExcelsior Parcoというホテルを予約した。島の中腹辺りにある。タクシーで到着するとお姉さんが笑顔でお迎え。電話してくれればお迎えに上がりましたのに,みたいなことを言う。電話番号メモするのを忘れて電話できなかったのだ・・・兎に角,屋上テラスでお飲み物でもどうぞと言う。遠慮無くシャンパンを頂きながら景色を堪能。
テラスからの眺め
夕食は山の上のCapriセンターと言われる地区のレストランを紹介して貰って出かけた。送り迎え付きだ。上に行ってビックリ,カプリって超高級リゾートだったのねぇ!! フェラガモ,プラダ,ガッバーナ,・・・,縁のない店が並ぶ。




イタリア旅行 2014.10.2 トレビの水たまり??!!

この日は体調回復を兼ねて近所巡りと決めていた。
まずは朝食。

宿泊先近くのナボナ広場。

次にカンポ・デ・フィオーリとかいう朝市。乾燥ポルチーニをゲット。
続いてパンテオン。



続いてトレビの泉に向かう。
道すがら,街頭チェロ弾き。

おもちゃ屋のディスプレイ。ピノキオってイタリアだったのか!! そう言われれば,ピノッキオってなんとなくイタリア語っぽいかな‥‥‥

途中わざわざ屋台の多い通りを通り,屋台を冷やかしながら到着。処が,OMG! 泉はなんと修繕中。フェンスで囲まれ水も昨日の大雨の水たまり程度で,職人さんが沢山働いている。一応渡り板が渡してあり,フェンスの中,彫刻の直ぐ側を一方通行で通れるようにしてある。その列に並び,見学。妻は大落胆するが,まあこういう経験も貴重かと慰める。

渡り板に並ぶ人々。

過去にも私がどこかに行くと修理中というのが多い。前回のローマではスペイン階段の上の教会が修理中。アムステルダムに一回目に言った時は国立博物館が修理中。去年のアムステルダムではハーグのマウリッツハウス美術館が修理中。ワシントンDCの植物園が工事中というのもあったなぁ。そして今年はこれか・・・。

近くで昼食を済ませ,さあ帰ろうと,キジ宮の前を通ると,なにやら騒々しい,理由はよくわからないが,10〜20人くらいが集まってデモ中。デモと言っても練り歩くわけではなく,プラカードをかざしてシュプレヒコール。機動隊のようなのも来て取り囲み物々しい。とばっちりを浴びては敵わんので少々遠回りすることにする。

デモ隊
夕食は旅の疲れもあり,軽く済まそうとうことで,これも娘の紹介のスーパー・チェーンであるDesparでワインとハム,野菜,果物位で済まそうということに。ところが,B&Bを出ようとすると昨日よりはましだがかなりの土砂降り。数ブロック先に行くだけでずズボンの裾はぶ濡れ。やっとレインコートが役立った。(この時だけ・・・。)想定以上に色々な食材が有り,部屋の冷蔵庫にしまいつつ夕食を頂く。ワインが旨い。流石,安くてもBarolo。

翌日にバチカン博物館を朝予約していたので,朝タクシーで行こうかバスで行こうか迷うが,バスのチケット売り場が判らないし,かかる時間も不安なので,タクシーで行くことにする。明日朝食の時にお願いしよう。時差も有り,翌日の予定もありで,この日も早めに睡眠。


2014年10月17日金曜日

イタリア旅行 2014.10.1 アー ローマもやっぱり どしゃぶりさぁ♪

フランクフルト出発は一時間遅れ。美味しいビールを飲める時間は延びたが・・・

これがたたって、ローマにはに近づく頃には既に夕暮れ

時間は夕立の頃合いとなり,着陸が近づいた頃は飛行機の窓から入道雲がモクモク、遠くには稲妻も見え,飛行機はフラーフラーと揺れる。一回はドカンと高度loss。久しぶりの体験。ううむ,良くない兆候・・・

しかし,到着後は荷物もちゃんと出てきて,宿泊予定のB&Bの紹介で予約してあったハイヤーの運ちゃんとも会え、車に向かう。
イタリアにしては順調? ところが、いくら歩いても車に着かない。運ちゃんは無口。こいつ大丈夫かと思い始めた頃にやっとベンツ!!に到着。比較的悪い予感のまま市内へ出発。運転手は巨漢で無口、途中もちゃんとローマに向かっているかと,標識チェックが怠れない。

ローマ市内に車が入り、ホッとしたのもつかの間,雷がバリバリッと近くで輝く轟く、雨にならないといいがなあと今度はそっちが心配になる。見たことの有る景色がチラホラし始めた途端、案の定パラパラし始め,数分後にはにバケツをひっくり返したような土砂降り。観光客もあっちこっちで雨宿りをしている。こうなったら、止むまでゆっくり行ってくれないかなの願いも虚しく、間もなくB&Bに到着。雨は弱まる兆しもない。

Google street viewで見た通りのでかいドアがあるだけの玄関。件の運ちゃん,素早く車のドアを開け、傘をさしてくれ、約束通りの40ユーロを請求される。意外にと言っては失礼だが、実直な運転手。チップを振る舞う。
降ろされた荷物から素早く傘を取り出し、妻に渡し、荷物を僅かな軒下に寄せ、どうやって入ろうか思案する間に、車は去る。一台しか通れない道なので、別に悪気はないのだろう。あっという間にずぶ濡れ。
ドアの横の壁に幾つか小さな名札があり、その横にこれまた小さなベルのようなものもあるが、暗くて読めない。濡れながらリュックから老眼鏡を出して見ると、おおあるある。予約した Juno Pantheon B&Bだ。ボタンを押すと数秒後にインターホンから何やら返答が。しかし、何言ってるのか良く分からない。老人性難聴とザーザー雨の音と周囲の喧騒のせい。「ええいままよ」と大声で名前を言い、開けてくれと叫ぶと、ブー・ガチャと鍵が外れる音。でかいドアを押すと中に開いた!!
数年前にBarcelonaでこの類のB&Bに泊り,入るまでドキドキした経験したので、このシチュエーションでもパニクらずに済んだ。初めてだったら焦っただろうなぁ。

急いで荷物と自分たちの体を入れると階段の上から明るい声で「ウェルカム!」,踊り場からAngelaという女管理人の笑顔が覗く。駆け下りてきてスーツケースを引き上げるのを手伝ってくれた。B&Bが二階にあったのは未だ救い。勿論エレベータはない。
ずぶ濡れ姿に気の毒そうに苦笑いしながら,「ひどい天気になってしまったわね」みたいな事を言ってくれる。部屋に案内されると,飾り気はないが,結構広い清潔な部屋。デカイベットとテーブル,冷蔵庫などが並ぶ。部屋の真ん中には何故か床から15cm位の梁が出ている。その夜一度躓いた。しかし,靴をはいたりするのに一寸しゃがむには最適。
落ち着いてからと言われたが,疲れてもいたので,直ぐに宿泊手続き。序に,色々と丁寧にローマ案内をしてくれる。朝飯は部屋まで届けてくれるらしい。質素なメニューがベースらしく,これ以外に何か食べていものはと言われたので,チーズとハムと言うと,判った明日はちょっと間に合わないかもしれないが,と言う。お金はいいのと聞くが,大丈夫らしい。
ヨーロッパ行きはいつもの様に数時間も寝ていない状態だったので,その日はシャワーを浴びて,雨が止むといいがなぁと思いながら,即熟睡。夜中雨は降り続いた。