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2014年10月24日金曜日

イタリア旅行 2014.10.9 アマルフィ,テラス〜で朝食を

朝食はテラスでも召し上がれますよのお誘いに,セルフの朝食を山ほど持って屋上に上がってみる。華麗ではないが清潔、景色は抜群。何故かシャワーもある。日光浴した人が使うのか? 窓のないダイニングとは比べ物にならない環境だ。食欲がいや増す。
海を見ていたら,豪華客船が入稿してきた。地中海クルーズという奴か。今度はあれで来てみたい,なんてね。


運転の緊張ほぐしも必要だし,今日はアマルフィの市内見物。
まずは港に行き,桟橋で記念撮影。港なのに,船も沢山出入りするのに,こんなに人がいるのに,水が超綺麗!!隣はビーチ,沢山のパラソルやデッキチェアが並ぶ。気持ちよさそう。
桟橋からビーチ

ノンビリ〜

街に戻って,スペイン階段のような階段を上がって,ドゥオモと言われる教会へ。このご本尊(?)は,X字の十字架を背負った聖アンドレア様。入ってみると,大聖堂以外にも,中庭(天国の回廊),博物館,そして聖アンドレアの遺骨のある豪華絢爛の地下祭室,と意外と広い。キリスト一番の使徒でギリシャでX字の十字架にかけられて殉教したらしい。オスマン・トルコ海軍に襲われた時も彼のご利益で街が守られたということになっているらしい。
天国の回廊

鐘楼

聖アンドレアの遺骨の上にブロンズ像

夕日を浴びて金色に輝くドゥオモ

メインの道路がまず狭い。車一台がようやく通れる幅で,信号による交互通行になっている。そこから路地のような小さな道が魚の小骨のように左右に伸びている。これも急な坂や階段だ。崖の上の方まで家や畑がある。健康じゃないとやってけねぇなぁと思う。
部屋の向かいは崖,この間にメインの道がある
メイン道路から広がる路地

崖だらけ
こんな車なら運転が少しは楽かとおもう
デカイ!! レモン
ウィンドウショッピングも楽しいが,受付のお姉さんに勧められた紙漉きの博物館によってみる。古い機械が保存されている。山から流れてくる水力で機械は動くらしい。実演してくれた。漉き方は和紙とそっくりで,薄い箱のような物にすのこが敷いてあり,すくい取って,圧縮して乾かす。中国伝来らしいからルーツは同じだ。日本の和紙工房も見に行っていないのに,イタリアで見るとはなぁ。

地下の紙漉き工場



2014年10月23日木曜日

イタリア旅行 2014.10.8 怪しいおねえちゃんやら、あじさんやら、アマルフィへの道は厳し?

この日はローマから電車でサレルノに行き,そこからレンタカーでアマルフィに行く予定。
先日のような渋滞を恐れ,少々早めにタクシーで出発したら,早すぎた,一時間もある。何してようかと考えていると、ハイティーン位の女の子が,「どこに行くの。教えてあげようか。チケット見せて。」と絡んでくる。何が目的だか知らないが,怖いので適当にあしらう。
ウィンドウショッピングで暇つぶししてると,こんどはオバサンも絡んでくるのをあしらう。15分前くらいになって,やっと掲示板に載る電車のプラットホーム番号が出て来た。ホームに着くがまだドアが開いていない。今度はおじさんが絡んでくるのもあしらう。遂に駅員らしい服装と名札の着いたおじさんに絡まれた。今度はチケット見せると,この車両でいいよという。んなこと判っていたが,一応お礼を言う。

列車に乗ってみると,外見からはどうかなであったが,中々気持ちのいい列車(私の席のリクライニングが壊れていたが)。中においてあった雑誌(フルにイタリア語)を類推するに,食堂車もあるらしい。

発車を待って食堂車に向かう。3号車と書いてあったのに無い。一旦戻りかけて,車掌のおじさんに訊くと,4号車らしい。4号車に行くが,じいさんが材料をウィンドウにせっせと並べている。準備中という奴だな。一旦席に戻る。妻に何がほしいか訊いて,しばらくしてまた食堂車。この人が英語がほとんど通じない。相手はイタリア語,こちらは英語,を話し,身振り手振りで,何とか意思疎通する。おじさんは料理をチンして出してくれた。

そんなこんなで景色を見ながら1時間少々走るとナポリだ。ナポリは治安が悪いと聞いていたので,身構える。すると,いきなり変なおじさんが乱入してくる。何やら哲学めいたことなのか宗教めいたことなのか,ぶつぶつ言いながら金をくれという。乞食だな。見ないふりするが,肩叩いてきたりして気安い。無視すると毒づいて次の客に行く。隣の人はイタリア人だったのでかなり長く粘ったが何ももらえず激しく罵って次に行った。もう出発するぞという頃に何かもらえたらしく,「ざまーみろ」みたいな調子でコインを振りながら降りていった。クワバラクワバラ。
ナポリを過ぎるとサレルノはすぐだ。山間を暫く走り到着。レンタカー屋はどこかが少々不安。
駅舎から外にでると,運良くあちらにHERTZの看板が見える。また関門一つ通過,と思ったのも束の間,荷物を引きずりながらレンタカー屋に行くとドアが開いてない。判らないイタリア語の掲示を見ると。13:30-15:30はお休み。とのこと。時計を見ると13:40。Oh, no... 2時間待ち。駅の階段でガイドブックを見ながら時間つぶし。待合室なんて無いんだね。売店に日本アニメやコミックのグッズが並んでいるのを眺める。
駅の売店にあったケンシロウのフィギュア
アタックNo.1のDVD

15:30少々前にHERTZに戻るともう開いている。ほお,関心・関心,と中に入り予約書を見せる。するといきなり「あんたは遅い」と言う。適当に「トラフィックや電車の・・・」等と取り繕うと,もう予約はキャンセルだとのたまう。12:00の予約だったから2時間後にキャンセルだとのこと。ここでカチンと来たので,俺達は1時間30分遅れで来たのに,お前らが休みにしたんじゃあねぇかとでかい声で怒鳴り散らす。向こうは,少々嫌な顔をしていたが,何やら書類を取り出し,これをやってやれ,みたいな感じで隣の兄ちゃんに指示する。最初っから気持ちよくやりゃあいいじゃあねえか,日本人を舐めるんじゃねぇと心のなかで呟きながら,同時にほっとするのと不安が持ち上がる。
不安というのは,アマルフィあたりの運転は正直不安であった。コストを考えてもタクシーで行ったほうがいいかなぁと何度も思いながら今日まで来てしまったのだ。貸さないと言われたら金は払わねえよだけ言って,あっさりタクシーにしていただろう。でも借りれてしまったので予定通りに行くしか無い。いいつけられたにいちゃんは,書類を作り,Ford Galaxyというでかい車だという。名前からしてどっかの携帯と同じ。ヤナ感じ。また駐車場まで少々ある。荷物を引きずり車にたどり着くとでかい。
これで走るのかと悩み,文句を言いに行こうかとも思うが,遠いし,あの駅前ロータリーは運転したくない。ええいままよと出発。
2時間遅れでスケジュールきつかったが,もう来れることもないだろうから,予定通りPaestumを目指した。
もうナビが無いと運転なんか出来ない体になってしまっている。ここのHERTZにはないと判っていたので,日本からGarminのナビに2015年版海外地図データを入れて持っていった。Garminは,ハワイのBadgetでお世話になって随分使いやすかったのでワザワザ通販で買った。海外旅行のたびに使えばペイするかな?処が,ちょいちょいヤバイアドバイスをする。まず,サレルノを出て郊外の道路に出るまででしばらく迷った。
しかし,郊外に出るとナビの威力発揮。なんとかPaestum遺跡の近くまで着いた。(目指した場所ではなく,行き止まり・駐禁の側道だったが・・・)
時間はもう16:00。入場できる時間ではないし,遅くなるとホテルにちゃんと入れるかの心配もしので,記念写真数枚撮って、トイレを借りようとすると、門番のお兄さんが、もうお終い、明日ね、みたいな事を言う。トイレ、トイレ、と言うがながなが通じない。しつこくくりかえしているとやっと通じた。どうぞと笑顔。いい奴やん。トイレをすませて、出発。



元来た道を戻り,サレルノを通過して海沿いの道に出た辺で大渋滞。道が先で合流しているらしい。手隙になったので今晩泊まるB&B Palazzo Pisaniに電話をする。一寸遅くなると話すと,レセプションは24時間開いてるから,遅くなるのは大丈夫だが何かあったのか?と心配してくれる。いや,レンタカー屋が閉まってたり,渋滞だと言うと,そんならいいけどと。こんなやさしさに心を癒される。駐車場もずっと開いてるから大丈夫とのこと,安心して運転に専念できる。

渋滞は合流点を過ぎると無くなったが,道は狭い,このGalaxyクラスだと交互に通過するのがギリギリに感じる。しかし,現実はそうではないようだ。カーブの向こうから,対向車のバス,旅行者のバン,ベンツ,バイク等々が猛スピードでしかもセンターラインオーバーで突っ込んでくる。これでもぶつからないということは少し余裕があるということか?? しかし,私の技倆ではカーブに入る時や,対向車が見え途端ノロノロ徐行するしか無い。後ろには車列ができる。時々後続車に道を譲って進んでいく。譲らなくてもバンバン追い越していく猛者もいる。よくぶつからないなぁと感心する。

どうもイタリア人の運転マナーコンセンサスは日本とは違うようだ。誤解を恐れずに言うと「やったもん勝ち」。これで皆納得しているようだ。対向車がセンターラインを越えて走ってきたら,こちらは避ける,徐行する。歩行者は平気で車道に出てくるから,車は避ける,一時停止する。これでだれもクラクション鳴らしたりしない。しかし,ノロノロ走って道を譲らないと,すぐにクラクション鳴らして怒られる。そうと判ればローマ人に従えである。慣れてくると,こっちがはみ出して,相手を徐行させることができる。

イタリアでは,町中は勿論のこと,この界隈の運転も,覚悟のある人以外には勧められないなと思った。

崖でサイドミラーを磨き,妻の悲鳴と怒声を何度か聞いて,やっと現地に着いた。ホテル前まで車を入れることは禁止らしく,近くの教会前広場で車を止め,電話すると約束通り直ぐにポーターを回してくれた。屋根付きリヤカーみたいなのを引っ張った軽自動車風だ。一応行き先を確認してスーツケースを預けた。
その後少々離れた洞窟のような地下駐車場に車を預け,ホテルまで徒歩で。このプロセスも不安があったのだが,意外とスムースに進んで,宿泊地に到着。泊まったのは,B&Bなのだが,L'Antico Convitto というホテルと同じ建物だという。行ってみると,ロビーもダイニングもホテルと共用。どうなってるんだろう。兎に角,受付のお姉さんもおじさんも優しいし,英語も上手,建物,部屋もとても綺麗で,ここまで鬱積していた色々な心配も吹っ飛んだ。元気も出たので近くの店で晩飯食べた。流石,海鮮が旨い。
海鮮フライとのことだが,日本のかき揚げを彷彿

2014年10月22日水曜日

イタリア旅行 2014.10.7 あれも見逃した,これも見逃した・・・

市内巡りは今日が最後。朝タクシーを拾いに出かけると,キジ宮前にビデオカメラも含め人だかりが。何やら偉そうな人も出入りする。大統領公邸だから色々あるのだね。

到着したのは,サンタマリアデラヴィットリア。ここもベルニーニの彫刻が目当て。法悦らしいが,中々エロティックな雰囲気も漂う。

小さな教会だが,ここのパイプオルガンも立派だぞ。
 教会とその隣のモーゼの噴水

歩いて,サンタ・マリア・デランジェリ・エ・デイ・マルティーリ聖堂へ入る。
本当はディオクレティアヌスの浴場というのに行きたかったのだが,そこに辿り着く前にこの教会に入ってしまって見損なったのだ。

この奥の絵が良いらしい。しかし,肉眼では判読不可能。

出口にはこんなモダンな像も。外から見ると遺跡をそのまま使っているので,崩れかけて見えるが,中は随分綺麗にリノベーションされている。


マッシモ宮国立博物館
ブルータスらしい。

階段

モザイクのコレクションも 揃っている

部屋の形にレイアウトしてくれると昔の雰囲気がしのばれる。

カラカラ皇帝
聞いたことある人の顔に会えると何となく嬉しい

エピソードの多い円盤投げの像

ここらでお昼。
ここにもおいでおいでとポルチーニが飾られている。

ローマは駐車場も遺跡のようだ。

続いて向かったのは,サンタ・マリア・マッジョーレ
入り口(と思った所)はフェンスで囲まれて近づけない。どうしようかと考えていると,どこかの国のご家族にシャッター押してと頼まれた。押してあげたついでに,ここ入れるの?,と訊くと,反対側が入り口とのこと。裏も随分立派なんだなぁ。

裏に回って無事入場。
おみやげコーナーの上に,な,なんとフリー‥メイソンのEye of Providenceが壁に!等と呟いてみる。


この光は中々うまく撮れた。偶然ね。

本当はBasilica Di Santa Prassedeにも行きたかったが,本日閉館とのこと。この辺で諦めて帰ることにする。

帰り道で見かけた,ド派手なスマート。現地人のオネェチャンたちも写メっていた。

最後に近所で見そびれていたSaint Louis des Français 。カラバッジョの絵がある。近所でも侮れない,観光ツアーも来ていた。



明日は移動日なのでこの辺りで終了して,荷造りだ。

イタリア旅行 2014.10.6 遺跡は続くよどこまでも+チャウチャウは日本犬か?

街の南部へ遺跡巡りの日。
出だしは,タクシーで真実の口へ。
朝まだ10:00前なのに長蛇の列。下水の蓋だったらしいが,一つの映画のお陰で有名になったものだ。
 教会の中を気にかける人は少ないが,中々ですよ

続いて, 裏の道からカンピドーリオ広場へ。途中に,フォロ・ロマーノが丸見えの見晴らし台がある。ここで見て,中に入らなくていいか・・・となった。前回は土砂降りだったが,今日は暑いくらいの天気。

 カンピドーリオ広場を通り,コロッセオ方面に降りていく途中に,こんなトピアリーがあった。

コロッセオ入場は初めて。外から見ても中から見てもデカイねぇ。

コロッセオの窓からコンスタンチヌスの凱旋門

暑さも有り,連日の観光に疲れてきた,カラカラ浴場は勿論ギブアッブ。戻り道の向こうにも遺跡があるが,とても回りきれるものではない。まあいいか。

遺跡は続くよどこまでも。

おまけ。チャウチャウを愛でる背中ファッションの女性。見ていると同伴のオバサンが「これは日本原産の犬よ」と間違った知識を我々に力説。「チャウチャウ」と言いたい所だが,受けないだろうから,そうなの?と軽く流す。

2014年10月21日火曜日

イタリア旅行 2014.10.5 シンデレラの馬車(?)は大きなネズミが引いたのか?

出発前にガイドブックを読みながら,折角のローマだからオペラ座に行こうかと思い立った。ネットで調べるとオペラにはまだ早いのか,バレーのシンデレラが公演されているらしい。無知な我々も楽しく見られそうだ。眠くなるといけないから,早い時間に見られる週末に予約した。

午後はB&B女主人アンジェラが買い物で留守だったので,乗り場まで歩いてタクシーをひ拾った。夕方のせいか日曜日なのに渋滞が酷く,結構時間がかかって冷や冷やしたが,何とか間に合った。
チケットに席の番号が書かれているが,なんのことか全く判らない。会う係員に次々と聞き,無事に席に到着。高級な場所は皆とても丁寧でありがたい。
後日談---帰ってから,こんな座席表をネットで見つけた。


想像していたとおり,我々にもわかり易い内容で,踊りも音楽も素晴らしく,堪能した。主役の方々も勿論素晴らしいが,私は意地悪な姉さん二人のとてもコミカルな踊りが楽しく,飽きずに楽しめた。

さてタイトルのネズミだが,シンデレラがカボチャの馬車で出かける場面,私はネズミが馬に変身して行くものと思い込んでいたが,何と出てきたのはデカイネズミのマスクをかぶったバレリーナ達!! これも面白かったね。

ご挨拶の時だけは写真が撮れる


一応,ジャケットにネクタイまでしめて出かけたが,結構カジュアルな人も多い。日曜のせいか,最近はこうなのか。