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2018年6月29日金曜日

寺巡り Pilgrimage

2018.6.28

寺を3つ巡った。正確にはお寺の境内で開かれていた朝市を巡ったのだ。盆栽の知人から聞いた市だ。私の求める目標はミニ盆栽とそれを植える鉢である。

I visited three temples today. Strictly speaking, I visited three morning-markets held in the grounds of temples today. The markets I heard from my bonsai acquaintances. Main targets I looked for are mini-bonsai and pots for them.

最初のお寺は大須観音。ここでは骨董市が開かれ、陶磁器、ガラス製品、着物、仏像などを売っていた。こういう骨董品を見て回るのは楽しいし、盆栽と一緒に飾れるような装飾品も見つけた。しかし、値段が結構するのとたまたまあまり現金を持っていなかった。自分に、この市は毎月開かれるのだから、またの機会が必ずあると言い聞かせて、次の市に向かった。

The first temple I visited was Ohsu Kannon(Goddess of Mercy). Here it is a flea market people selling old potteries, glasses, kimonos, Buddha statues, etc.   It was kind of fun to look at those curios, I even found some ornaments that I could arrange with my bonsais. However, the prices were a bit expensive and I did not happen to have a lot of cash. I told myself that the market is held every month and I have another chance for sure and moved to the next market.



次の寺は西別院。ここには盆栽店があることを知っていた。これだ。驚くことにワンコイン、500円でミニ盆栽を売っている。2つ選んで購入した。この店以外はあまり見るものも無かったので、第三の市に移動した。
The next temple is Nishi-Betsuin. I knew there is a mini-bonsai shop. This is it. They sell mini-bonsai at amazing one coin - 500 yen. I chose two and bought them. There are not much to see other than the shop, I moved to the third market.


この辺の裏道を歩いたということがなかったので、10分程歩いたが飽きることはなかった。
As I have never walked the back street of this area, I was not bored during 10 min. walk.

最後の寺は東本願寺。寺は大きく市も大きい。愛知県で1番と言われている。昼時だったので、人気の食料品の店には長蛇の列だ。
The last temple was Higashi-Betsuin. The temple is big and the market is said to be the largest in Aichi prefecture. As the time was around noon, long lines were formed in front of popular food shops.


私は味噌味のフライドチキンとコーヒーを求め、椅子になっている木の切り株で食べた。
I had miso flavored fried chicken and coffee, and ate sitting on one of the stumps made for chairs. 


ここでもミニ盆栽店を見つけた。ここの盆栽はもっと本格的で見場もよく、少し高い。しかし、使われている樹種が寒い地域の物が殆どで、ここ名古屋の酷暑では維持が難しいだろうと思った。
蒸し暑い日で少し疲れたので家に帰った。
I found a mini-bonsai shop here too. The bonsai there were more authentic, looking good and a little expensive. However, the most of the kinds of trees used are from colder areas and I thought it would be hard to maintain during severe summer in here Nagoya. 
It was humid and hot, I was a little tired and went back home.


これが西別院で購入したミニ盆栽だ。
These are the mini-bonsai I bought at Nishi-Betsuni.

姫水木 Buttercup winter hazel
斑入り欅 Japanese zelkova - variegated

2018年6月18日月曜日

肩掛けスピーカー Speakers on you shoulder

2018.6.18

これを買った。今日で3日目だ。SONY, Boseと出て、これで大手では3社目。評判通りなかなか良い。TVの声が非常に聞き取りにくくなってきた難聴の私にはありがたい。ドラマなどはささやき声だったり、だみ声の役者だったりして、とてもキツイ。しかし、これで聞けば、大幅改善される。それでもつらければ、補聴器に近付けると素晴らしく明瞭になる。TVがトイレに行っても聞こえる。(笑)
I bought this. I have been using this for three days until today. This JBL one is the third this kind after SONY and Bose. It is good as the reputation. I am thankful as I am feeling difficulty hearing TV voices. It is worst when people whisper in dramas, and there are actors with croaky voices. It is improved very much when I use this. If it is not enough, I can hear exceptionally clear by lifting it up a little towards my hearing aids.  I can hear TV sound even when I am in a restroom. lol

PCや携帯とペアリングすることもできる。
補聴器にbluetoothがついていればいいのにと思うが、あの小さな電池が辛いかな・・・。
It can be paired with a PC or a mobile. I hope there is a hearing aid that has Bluetooth functions, but I guess the small batteries can hardly handle it.



難聴者でなくても、遠くで作業しながらTVや音楽が聞こえるから、便利だよ。但し、少し重い。私は気にならないが、妻は辛いという。
It is useful for people without any difficulty hearing as you can hear the sound of TV and music while you work a little bit far. However, it is a bit heavy. I don't mind the weight, but my wife complains.

2018年6月2日土曜日

東北で気づいたたこと

2018.6.2

東北で気づいたこと。また来たい。

(1) 東北の蕎麦はデカイ
(2) 東北の人は暖かくて親切

詳しく知りたい人は以下をご覧ください。

1. 東北の蕎麦はデカイ
山寺の近くの美登屋の板そば。1.5人前と言われて注文したが、どうみても3人前あるだろう。

翌日は中尊寺近くのお店で、セルフわんこそば。段々量に慣れてくるのが怖い。



2. 東北の人は暖かくて親切
 ここに書ききれないくらい他にも暖かくて親切な人はたくさんいたが、特に強く印象に残った人たちだけにしておいた。

 書き残したのは例えば、鶴岡市湯野浜のよろずやのおばあさん。いかそうめんという名のスルメをつまみに買ったら、ただでさええらく安いのに、自分が歩けないからごめんねとニコニコして値引きしてくれた。御年90歳で、娘は孫を連れてプールに言っていると話はどんどん続いていった。

(1)高砂屋本館の女将さん
 山寺直近で唯一の旅館、高砂屋の女将さん。到着したのはチェックイン時間前にもかかわらず、そんなことどうでもいいとばかり部屋の説明を終えると、直ちに山寺観光のコツを地図を使って懇切丁寧に詳しく教えてくれた。どういうルートで回るといいか、下から全景を見るにはどこからが良いか、夜はライトアップがある等。ライトアップは当日行われるかどうか、ワザワザ確認に出かけてくれた。

 また、私が参拝を終えた後、「奥の院近くでセミが鳴いていた、まさに『閑さや』ですね」という話をした。その時は女将さんも聞いたことが無いようで、そういうこともあるかもねということで終わった。翌朝お別れをして車に乗って次の目的地をナビに入れながら見ていたら、女将さんが通りかかった女性を呼び止めて話している。次のお客さんを見つけたのかと思ったが、その後こちらまで走ってきてドアをノックする。びっくりして窓を開けると、先ほどの女性は上に住んでいるお坊さんの奥さんで、セミの話を尋ねたところハルゼミが5月始めころから鳴き出しているらしいとわざわざ教えに来てくれたのだ。勿論、次の目的地に向かう前にオススメのスポットで山寺の最後の景色を楽しんだ。


(2)鉄瓶屋和秋さんのご夫婦
 岩手県に行くのだから鉄瓶が買いたかった。妻は、断捨離の方針に反するので、初めはあまり乗り気ではなかったが、あちこち見ているうちに少しづつその気になってきていた。とどめは昼食の後、私がホテルの売店に並べてある鉄瓶の横に鉄瓶の工房の小さなカードを見つけたことだ。その日はもう予定が無かったし近いから、行ってみようかと言うと、妻が俄然やる気になって、今日開いているかわからないから電話をしようと、電話をかけ始めた。開いていると分かって、直ちに出かけた。こっからはもう妻の独壇場である。



 工房に着いて中を覗くがガランとして誰もいない。
写真は許可をもらいました
 おかしいな、どこにいるのかなと、住居らしき方に行くと女将さんが上がりかまちに座っている。電話をした者だと言いかけるともう、よくいらっしゃいましたとニコニコしている。住居の方には製品がたくさん並べてあり、色々説明してくれた。ホテルの売店でみつけた銚子という名の酒燗用鉄瓶を手に取り、これで水を沸かすこともできるのかと尋ねると、聞いてくると言って消えていった。

 そして、ついに職人さんの旦那さん登場。銚子は内部がガラス質で覆われているので水を沸かしても肝心の鉄分がでないのだそうだ。酒は味が変わるから出ないほうがいいのかもしれない。鉄瓶としては(狭義の鉄瓶ではないのだろうが)形が面白かったので残念。

 この辺で、奥さんはどうぞとお茶を出してくれる。元に戻って小さな鉄瓶はないかというと、旦那さんのご推薦がこの写真の物。これはまだ作ったばかりの新製品とのこと。我が家はそういうのが大層好きなのだ。確かにショップでは見ていない形だ。初めはよくある黒色の物を見せてくれたが、眺め回していたら他の色もあるよと茶色がかったのを持ってきた。これいいなあということでまた見ていたら、この中間の色もあるよと紫がかった色の物を持ってきてくれた。しかし、取っ手がついていない。まだ製造途中で、10分くらいあれば取っ手も付けてられるとのこと。この色物2つで迷っていると、旦那はどこかに消えた。その間、私は新しい紫系がいいと思ったが、妻は更に眺め回して、蓋のつまみの形が茶色系のほうが大きくて細工もあり、良いと言い出した。旦那がまた現れると取っ手のついた紫色を持参していた。取っ手を付けてくれていたらしい。妻がこのつまみがいいのよねと残念そうにブツブツ言うと、旦那は畳の方にある別の鉄瓶から妻の希望の形の蓋で色が紫系という満点の物に載せ替えた。蓋としては同じ型から作っているのだからいいのだそうだ。これでもう満点だということで、それをいただくことになった。小さな鉄瓶で値段もたいしたことないのにこの懇切丁寧な対応だ。

 そして話はここで終わらない。支払いが終わると奥さんが妻に何やら説明している。どうやらこの当たりで訪れるといい名所を紹介してくれているようだ。川下りをするならげいびけい(猊鼻渓という漢字は後で調べて判った)、旨い団子があるのが厳美渓だという。肌寒くなってきていたから、私は即座に団子を選択した。すると、団子屋が二箇所あるとまた言う。昔からある場所が郭公屋、もう一つ最近旨いのは滝見だんごらしい。そして郭公屋では団子が空を飛ぶし、それを体験できるらしい。和秋に紹介されたと言えばよいと言う。空を飛ぶ??!!体験??!! 何のことやらわからないが面白そうなので取り敢えずそちらにいくことにした。
 出掛け、ご主人は山野草もお好きらしく、家の中や工房の周りには沢山の植物が並べてある。この話でもひとしきり盛り上がる。


 さほど遠くはないところだったが、思ったよりは遠かった。

(3)郭公だんごの皆さん
 着くと団子屋は前払い。晩飯も近いので一番少ないのを注文しつつ、体験ができるんですか、和秋さんに紹介されてきたんですがと言ってみる。受付のおばさんは初め鉄瓶屋の場所を聞いているのかと思ったようだが、団子を飛ばすんですよねぇというと分かったようで、下に行ってもいいし二階に行ってもいい、取り敢えず席につけ、とまた謎めいた言葉を残して消えた。ややぶっきらぼうである。

 団子屋は綺麗な渓流の隣にある。渓流が見える窓側が良かろうと座ると団子が来た。型で作ったような薄い円筒形だ。ちょっと残念な気になりかけたが、一口食べるとこれが旨い。こし餡も、黒ごまも、砂糖醤油の葛餡も、餅も、全部驚くほど旨い。旨い旨いといいながらふと隣の席を見ると、その向こう川の対岸にこちらからワイヤーがかかっている。見ていると、そこをザルが行ったり来たりしている。ああ、これのことだったか。対岸を見ると、対岸にもお客さんがいて、後でわかったことだが、そちらからザルにお金を入れて注文するらしい。館内を見回すと、昔は飛行機型の入れ物が行き来していたという写真が飾ってあった。


時代物のオーディオセット?

昔の関係者?

  団子を食べ終わり、しばらくザルの行き来を見ていたが、体験というのをしてみたいと、立ち上がっておばさんに言うと、二階に行けという。誰でも体験できるようだ。二階に上がるとすでに女性客が一人ザルについた紐を引っ張っている。結構な長さだから大変そうだ。記念写真やら何やら撮ってくれて大騒ぎである。これが体験かと納得する。客にやらせるとは、面白いことを考えたものだ。
 我々もその後店員さんの大騒ぎに流されながら夫婦交代で体験を終わり、次の客2名に体験を引き継いだ。その客が1、2回ザルに挑戦した時、下から「団子終了〜」の声。我々はラス前だったようだ。ラッキーであった。記念撮影を済ませ、下に降りるとテイクアウトの団子を買いに来た客が次々来るが断られている。可哀想。
 ぶっきらぼうのようで、随分楽しませてくれる団子屋であった。館内に古いテレビ番組で有名人が体験をするビデオが流れていたが、普通の客にもやらせてくれるっていいよね。

(3)ばんじ家の女将さん
 秋保温泉という温泉街がある。結構大きい。「秋保」は読み方がわからなくてナビに入れるのに苦労した。そこに「ばんじ家」というホテルが有り、そこに泊まった。元は国民宿舎だったのだとは翌朝聞いた話。チェックインすると、飲み物券をくれる。夕食の時焼酎やウイスキーの水割り等が一人一杯づつ飲めるらしい。まあ良いところという第一印象を受けつつ、部屋に案内してもらう。案内の若いお兄さんはまだ慣れないのか、一生懸命で可愛い所満載である。
 落ち着いた後温泉に入る。はるか下の渓流沿いの林に面した露天風呂もあってなかかな気持ちの良いお風呂。風呂上がりに一杯でもと自販機を見ると、ビールの大きい缶が400円だという。普通500円だよね。これはますます良いところだという第二印象。しかしビールは腹がふくれるのでと角瓶の水割りを買う。これは他所と同じ300円。
 時間が来て、さあとレストランに向かう。すれ違う従業員の人たちの笑顔の挨拶が気持ち良い。テーブルについて、例のサービスの飲み物を頼み、食事を始めると、ニコニコ顔の女将さんが升に入ったグラスの酒を持ってきた。浦霞だという。ここから近い塩竈の酒である。好きな銘柄である。サービスだという。何故!と驚きだ!! 
それを、旨い旨いと飲んでいると、また持ってきた。どこかの客が飲めないと断ったらしく、それが私に回ってきた。何というよい所という第三印象。

酔いも回ってピンぼけ

 美味しい食事を終わった後、ロビー兼売店で窓の外の木々を見ていて、そこにあるジュークボックスに気がついた。横に曲のリストがある。オールディーズ山盛りである。山の中のホテルにジュークボックスとは、これは面白いと二曲くらいかけてみた。ちゃんと鳴る。何と無料である。

 翌朝女将さんに話を聞くと、ドイツから取り寄せたもので、近々修理が必要らしい。客が楽しんでくれるからとのこと。




(4)樹乃詩の女将さん
 秋保温泉から10kmくらいのとろこに、秋保大滝というの滝がある。何と国の名勝に指定されており、日本の滝百選の1つ、一説では日本三大瀑布の一つだという。この滝も、その前のお不動様もそれはそれで中々であるが、今回の主役はそれではない。
 

 秋保大滝の直ぐ側に、木とうるし樹乃詩というギャラリー兼店舗がある。滝に向かう途中から看板が気になっていた。仙台に移動する前にちょっと寄ってみた。

 中にはでかい犬が・・・。すぐ起きてきて挨拶してくれた。デカくてもかわいい。12歳になって結構弱っているらしい。犬の話で女将さんと盛り上がる。何と名前はマック。うちにいた犬はマックスであったが、しばしば短縮してマックと呼ばれていた。女将はコーヒーをドリップし始めて、どうぞと漆の器で出してくれる。漆のカップは手に優しく、味は旨い。

 続いて木工やら山野草の園芸の話で盛り上がる。剪定枝で写真立てを作ったと言うと、こんなのも作ってはどうかと作品を見せてくれる。売りたいという様子ではない。
  色々話を聞くと名古屋の有名うなぎ屋蓬莱軒の女将がここのデカいテーブルを展示会で見て即決買っていったらしい。聞いた印象では、巨大な中空の木の輪切りの天板ではないかと思った。見てみたいものだ。ご夫婦は関東から来られたのだそうだ。
 帰る前に妻は申し訳のようにスプーンを2本買った。
 


 
 東北の人は優しい。なんだか、飲み物・食い物を出されて気に入ったように聞こえてしまうかもしれないが、そうでもないんだよ。

2018年6月1日金曜日

四寺廻廊 A Pilgrimage to four temples

2018.06.01

今回の東北旅行を計画した時点ではこういうことは考えていなかった。これが決まったのは私達が山寺の近くの旅館高砂屋本館の女将さんに四寺廻廊のことを聞いた時だ。彼女は、私達がすでに2つの寺を参拝することにしているなら、もう2つ行くべきだと言った。計画にある2つとは山寺と中尊寺である。彼女が続けて言うには、もし毛越寺と瑞巌寺も行けば大きなご利益があるのだとか。実は毛越寺は私の計画に入っていたのだが、その時は忘れていた。だから、追加の寺は唯一つ瑞巌寺だけだ。瑞巌寺については大漁唄い込みに出てくるから知っていた。だから、瑞巌寺を加えることも悪くないと思った。
We had not planned this when we began a trip to Tohoku district. It was decided when we were known the tradition of the pilgrimage by a mistress of a hotel Takasagoya-honkan near Yamadera. She said we should go visit four temples as we had already planned to visit two of them. The two planned were Yamadera and Chusonji. She continued that we would receive the great blessing if we would also visit Moutsuji and Zuiganji. Actually, Moutsuji had been included in my plan although I did not remember that then. So, an additional place to visit was only one, Zuiganji. I had known Zuiganji as it appears in a famous folk song "Tairyo utaikomi" So, I thought it is not a bad idea to add Zuiganji to our plan.

山寺奥の院である。
This is Yamadera Okunoin.

中尊寺本堂である。
This is Chusonji Hondo.

毛越寺本堂である。
This is Moutsuji Hondo.

瑞巌寺庫裏である。
This is Zuiganji kitchen.

今回の旅を無事に終えることができたという大きなご利益を頂いた。
We had a great blessing of safely completing our trip.